光の教会―安藤忠雄の現場平松剛 ¥ 1,995 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
光の教会―安藤忠雄の現場 | |
| 世界的な建築家、安藤忠雄さんの仕事ぶり、人となりが強く伝わってくる物語でした。大阪府茨木市にある茨木春日丘教会が完成してゆく工程を追いかけています。まずもって、この教会は破格の低予算での注文でした。ところが、安藤氏は、興味が湧いたようで、注文を受けてしまいます。この儲からない工事の引き受け手を見つけることからスタートしました。安藤氏は盟友の建設会社社長に依頼します。安藤氏は、施主を選ぶそうです。教会側は、安藤氏でなくてもよかったようですが、安藤氏がこの教会建築に何かを感じたようです。当時、バブル全盛で、現場の職人が集まりません。建築資材も高騰、その中でとことんまで芸術性にこだわりぬく安藤氏とその天才振りを信じて採算の合わない工事でも誠実に進めてゆく建設会社社長。光の教会を発想したと思われる様々なエピソードや登場人物のバックグラウンドも書き加えられており、建築現場の臨場感とものづくりへにこだわりぬく人たちの熱情が感じられました。そして、この光の教会は、安藤建築事務所や教会の人たち、建設工事に携わった人たちによって何年にも渡って手を加えられてゆきます。安藤建築に終わりはなく、その建築物を... | ||
直島 瀬戸内アートの楽園 (とんぼの本)秋元雄史 安藤忠雄ほか ¥ 1,470 通常24時間以内に発送 ★★★★ |
直島 瀬戸内アートの楽園 ... | |
| アート性の強い本はほんとに多い。訪問した際購入したが、 アーティスト自身の本はあても、直島全体が素敵に見える本はなかなかない。 この本はそれがわかりやすく、しかも直島の雰囲気を見事に表している。 偏っていないので、各アーティスト達に思い入れがない方には調度良いです。 地中美術館の本も買ったけど、こちらの方が空間的にも作品的にも 写真がわかりやすくて良いです。 個人的意見ですが、でもこういった解説本は現地土産がよいかなと。 丁寧に書かれているので、知ってから観るのと、知らないで観る、感激は分かれると 思います。人それぞれだとはおもいますが。 美術館は好きでよく行くのですが、彫刻や現代アートは、 行く度、よくわからず、首をかしげる事が多かったので せっかくの、直島旅行が首をかしげるだけで、終わるのはもったいないと この本を購入しました。 おかげで、知らなかったアーティストや作品を行く前に 少しでも知れて、予約のいる『きんざ』や『文化大混浴』もいけましたし、 ベネッセハウスの建物、家プロジェクトも楽しめました。 非常に人気のある建築家だが、あまりにもひどい建築作品を多く見すぎて、この... | ||
新・都市論TOKYO (集英社新書 426B) (集英社書 426B)隈研吾 清野由美 ¥ 756 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
新・都市論TOKYO (集... | |
| 円熟の域に達した建築家と、「普通の市民」代表のジャーナリストが掛け合うようにテンポよく会話するという本です。 東京の話題の再開発スポットを順次取り上げながら、それらの差異を分かりやすく解説し、その背景にある日本的な、あるいはグローバル資本主義の問題をとりあげています。汐留はリスク管理が極端に重視された結果、個別のビルのデザインは優れていても全体計画が機能しなかったこと、六本木ヒルズでは逆に新興の森ビルが道路建設まで手がけたために統一感が出たこと、など、するすると頭に入ってきます。 それにしても、隈研吾氏がこれほど落ち着いた正論家だとは思いませんでした。冷めているのでも、煽るわけでもなく、ただ淡々と分析している。清野さんとの対照もあってか、だいぶ大人な感じです。うまく書けませんが。 その隈氏が最も喜んで語るのが、一つだけとりあげられた異色の町田という展開も良かったです。清野氏がそれを突っ込んで、最先端の建築家の絶望と希望が入り混じったシニシズムだと指摘するのが、この本の結論といえば結論でしょうか。汐留,丸ノ内,六本木ヒルズ,代官山,町田,おまけに北京といったまちを著者 2 人が実... | ||
ヘヴンリーハウス 20世紀名作住宅をめぐる旅 3 住吉の長屋/安藤忠雄 (ヘヴンリーハウス-20世紀名作住宅をめぐる旅 3) (ヘヴンリーハウス-20世紀名作住宅をめぐる旅 3)千葉学 ¥ 2,520 通常24時間以内に発送 |
ヘヴンリーハウス 20世紀... | |
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CasaBRUTUS特別編集 新装版・20世紀の三大巨匠 (マガジンハウスムック)¥ 1,500 通常24時間以内に発送 ★★★★ |
CasaBRUTUS特別編... | |
| 最近、インテリアデザインが静かなブームである。ル・コルビュジェ、ミース・ファン・デル・ローエ、フランク・ロイド・ライト…。彼らはもう亡くなってしまった人ばかりだが、その作品は今も現存し、多くのファンに愛されている。 愚生も高校時代に書店でふと建築関係の本を読んでいて欲しくなり、お金が足りないので家まで小遣いを取りに行った事がある。それだけ彼らの作品は魅力的に映った。 この本は雑誌「BRUTUS」の別冊であるが、他誌が割と読みにくく、敷居が高い感じがするのに対して、この本は建築というものの敷居自体を下げて、誰でもとっつき易い、ウェルカム状態にしてある。最初は「オシャレでカッコいい」というミーハーさでも良いから、多くに人に建築というものの魅力を知る事の出来る存在であると言える。 | ||
連戦連敗安藤忠雄 ¥ 2,520 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
連戦連敗 | |
| 自分の職業生活も毎日ンペに晒されている。職場でのポジションが上がるほど、負けたときの心理的ダメージは大きいのだが、数年前の好調はどこへやら、最近では文字通り連戦連敗である。先日自分でも自信満々でプレゼンしたコンペで次点に終わり、自分はもう社会からチョイスされない、この業界での商品価値がない人間なのだとぷっつり心の糸が切れた。会社をサボって本屋をさまよっている時に、この本に出会った。 「コンペで勝てなくてもアイディアは残る。実際、コンペのときに発見した新たなコンセプトが、その後に別なかたちで立ち上がることもある。」 私はクリエイターではない。だがコンペの時の努力が数年後に役に立つ経験は過去にもあったことを思い出す。たとえ今は負け続けていても、心身ともにボロボロであっても、明日はまた挑戦するために立ち上がろうという気力を、ゆるやかに満たしてくれる本だと思う。 そういえば以前、竣工間もない自らの建築物の中で、若い建築家の卵たちに講義する安藤先生をみた。燃え尽きることのない、熱の塊のようだった。 非常に人気のある建築家だが、あまりにもひどい建築作品を多く見すぎて、この作家の真髄に疑問を抱い... | ||
藤本壮介|原初的な未来の建築 (現代建家コンセプト・シリーズ 1) (現代建築家コンセプト・シリーズ 1)藤本壮介 伊東豊雄 五十嵐太郎 藤森照信 ¥ 1,890 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
藤本壮介|原初的な未来の建... | |
| 今非常に注目されている若手建築家、藤本壮介さんの(たぶん)初めての単行本。普通の作品集ではなく、シリーズ名のとおり個々の作品よりもそれを生み出す作家のより根源的なコンセプトに肉薄することを目的としているようですが、こと藤本さんのような建築家の場合この狙いは見事にはまってます。彼の建築同様ユニークでとても面白い本です。 藤本さんのテクストを真ん中にはさんで、冒頭に伊東豊雄さんと五十嵐太郎さんの各々短いが有益な二つの藤本論、末尾に藤森照信さんとの対談、が置かれた構成。藤本さんのテクストは、「……未来の建築を考えるということは……原初的な建築を考えるということと表裏ではないだろうか」という一文で始まり、藤本さん自身の考える10の「建築の始まり」が順番に紹介されていきます。それぞれの「始まり」には「巣ではなく洞窟のような」とか「5線のない楽譜/新しい幾何学」というようなやや詩的な標題と文章、そして作品の(模型も含む)写真やコンセプチュアルなドローイングなどが添えられています。 10の「始まり」は自由に浮遊するように、藤本さんの建築の世界を各々指し示しています。しかし、読者の勝手な愉しみと... | ||
ガウディが知りたい!―建築・デザイン・アート・人物・謎が丸分かり (エクスナレッジムック)¥ 2,520 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
ガウディが知りたい!―建築... | |
| ガウディー! サグラダ・ファミリア、カサ・ミラ、等多数の有名な建築、デザイン。日本人ならば知らない人って、居るの? なんというか、あの禍々しい曲線は、神々しくて、僕なんて初めてサグラダ・ファミリアを見たとき「悪魔城だ!」と思ってしまったものなんですが、いかがなんでしょー。 パトロンの庇護の下に芸術が成り立った時代。 金持ちって好きです。芸術を守ってくれるから。 かなり大きめの本ですが、人物史、写真、ガウディを取り巻く人間関係など、総合的にガウディを知りたい人にはいいんじゃないかな、と思いまつ!(`・ω・') 数々のガウディに関する出版物の中でもとりわけ新しい視点からガウディに迫っています。難しい建築についてわからない人にとっても、ガウディにぐっと近づけることまちがいありません。今なお建築中のガウディの夢、サグラダファミリア、知れば知るほど途方もなく偉大です。生きているうちにガウディをこの目で!と思うはずです。これまでにはない、一人の建築家、人間ガウディが見えてくることによって彼が残した多くの現代の遺産はいっそういきいきと生き続けることと思います。作品を通じて... | ||
Louis I.Kahn Houses―ルイス・カーンの全住宅:1940‐1974斎藤裕 ¥ 4,935 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
Louis I.Kahn ... | |
| ルイス・カーンについて知ろうとしてこの本を見てもわからない。 ここに来る前にルイス・カーンの言葉をよく聞いてから見るべき本だと思う。そうでなければ単なる写真集でしかない。 この本の貴重なところは実際に住んでいた方の言葉が掲載されている事。(フィッシャー邸)他の本では空間を分析するだけのものが多く、実際に経験されれた方の感想は少ない。それ故この本は貴重だと思う。 P12「空間を分ける」と言う文章があるが、これは正しくもあり、正しくもなし、ではないだろうか。もともとルイス・カーンは空間を分けていない。結果から言えば分けて考えていると言えなくもないがそれは少し機能主義的見方かもしれない。ルイス・カーンの空間は人間の行いに対して寄ってきて共同体となるものなのだから。フランク・ロイド・ライトの建築が気に入っていましたが、いろいろと調べている内にルイス・カーンにたどり着きました。本当に質感の高い建築は、普遍的であると思い知らされました。この本のおかげでコンセプトに共感できる建築家とも巡り会うことができました(^^)。基本設計に1年半ほど要しましたが、未来に受け継いでいける住宅ができそうです。... | ||
フィンランド サマー ガイドブック[フィンランド夏物語り]¥ 1,470 通常24時間以内に発送 |
フィンランド サマー ガイ... | |
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美の構成学―バウハウスからフラクタルまで (中公新書)三井秀樹 ¥ 777 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
美の構成学―バウハウスから... | |
| 近代から現代へ、モダニズムの先駆的活動をしてきたバウハウス。ニュアンスとしてインテリチックなアーキテクチャー(建築)という言葉ではなくバウ(建築)という庶民的な言葉をあえて使っているところに、芸術は特権的階級に対してではなく、全ての人に感じてもらうものという強い意志を感じずにはいられない。プリミティブな感性を追求し、芸術を自由に解き放つところから発足。余計な装飾を削り、機能美、構成美、に今後の芸術のあり方を見出し、新しい芸術を生み出すことに成功したバウハウスの功績は大きい。今となってはモダニズムは過去のものとなってしまったが、当時の前衛的な思想は今でも受けつがなければならないと思う。新しい芸術とは歴史の中から発見し、その思想を現代に受け継ぎ、新しい解釈として提示するものであると思うからだ。バウハウスを知らない人への補足を少ししてみました。ちょっと熱くなってしまいましたが・・・。この本には、美しさとは一体なんなのか?言葉では表現しづらい面をきちんと説明されています。今後、芸術活動をする人にとっては買って損はないと思います。「構成学」は、それまで直感的に捉えられてきた「美しさ」というもの... | ||
サヴォワ邸/ル・コルビュジエ (ヘヴンリーハウス-20世紀名作住宅をめぐる旅 1) (ヘヴンリーハウス-20世紀名作住宅をめぐる旅 1)中村研一 ¥ 2,520 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
サヴォワ邸/ル・コルビュジ... | |
| 本書はヴォワ邸研究の最高峰で、今年読んだ本で現時点で#1。デザインの美しさと緻密さも教科書を超えた傑作。かくも知的に緻密な編集は稀有な存在である。デザイナーへの注文は、過酷なくらいに厳しかったと思われるが、仕上がりを見れば、それも苦労の甲斐で、本書をル・コルビジュ研究名著の列伝に加える大きなな力となっている。自負されるが良い。版面がすべてにおいて美しい。さたに常識的な建築写真を超えて、絵画を描くように撮影されたサヴォワ邸はその美しさを際立たせている。そして内容も推理小説を読むように、スリリングで知的で、読むと言うより著者の声が聞こえてきそうな語り口の良さは、良いワインを飲んでほろ酔い気分になる。仕込みが十分で、著者の気合を大いに感じる、パースの分析がとても良い。コルビジュ研究では最高の入門書の誕生であろう。 サヴォア邸は傑作である。誰もがそう信じている。設計製図で図面をトレースさせられたり、建築家が絶賛するのを耳にして、人はこの住宅が二十世紀の名作であることを信じこんでいる。しかし、なぜサヴォア邸は傑作なのか。本当に傑作なのか。この本はこの問いに答えてくれる。 現存するサヴォア邸... | ||
TORi(トリ) / Vol.1 イヴァナ・フィンランド!¥ 525 通常24時間以内に発送 |
TORi(トリ) / Vo... | |
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世界遺産珠玉の80選 (JTBのMOOK)富井義夫 ¥ 2,100 通常24時間以内に発送 |
世界遺産珠玉の80選 (J... | |
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ガウディの伝言 (光文社新書)外尾悦郎 ¥ 998 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
ガウディの伝言 (光文社新... | |
| 外尾さんの目を通して、ガウディを見る本。 非常に読みやすく、内容も濃い。 当方設計者だが、ガウディの思想に感銘を受け、泣けた(照 もっと両氏のことを知りたくなりました。著者である外尾氏は、今もサグラダ・ファミリアで作業をされている主任彫刻家であり、今ではサグラダ・ファミリアのチームでの古株の一人だ。 同じ日本人として、このような世界を代表する重要な建築物に実際に携わっておられる方の本が読めるのは非常に貴重だ。 カタルーニャ地方の土色のモコモコした原風景を見て、そしてこのサグラダ・ファミリアを見ると共通するものを感じたものだが、重力による逆アーチが設計に取り入れられていたということはこの本を読んで初めて知った。 10年以上前に訪れたときは、あと200年かかると聞いて、その妥協を許さない態度と、そして同時にのんびりしているスペインの国民性を育てられた時代を超越した神の家にはてしない崇高性を感じたものだが、今では、コンクリートを使って2020年に完成させようとしているらしい。そんな効率重視でできた建物になってしまっていいのだろうか。 ガウディのオリジナル、そして外尾氏の天使のオーケ... | ||
小さな森の家―軽井沢山荘物語吉村順三 さとうつねお ¥ 2,447 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
小さな森の家―軽井沢山荘物語 | |
| テレビ番組で「吉村順三」の特集をやっていて、この軽井沢の別荘も放映されていたのですが、その時にすっかり一目ぼれ。 特に、2階のリビング部分からの森の景色は、贅沢な借景と言えます。 コンパクトながら、贅沢な建物だなと実感できる建物です。 もちろん図面や内部の詳細写真も必見です。建築家吉村順三が愛した軽井沢に建築した名作「軽井沢山荘」を、自ら解説した本です。著者がこの建築に求めたものが「自然とともにあることが感じられる質素で気持ちの良い場であること」であっただけに、あの有名なキノコ型の外観も、奇抜なデザイン性を求めた結果でなく「自然とともにある」という目的から来る必然性があったことがわかります。また「気持ちの良い」ものとするために「階段の踏み台を6?下がるように作って不安感をなくす」といった細かい工夫までが解説されているのですが、詳細な図面がついていますので、私のような建築素人にもわかりやすくなっています。また、軽井沢という町と共にあることを求めた別荘だけに、春夏秋冬の別荘と自然の姿や、別荘周辺の名所が美しい写真で掲載されていますので、簡単な軽井沢ガイドとして楽しむこともできます。ページ... | ||
建築を語る安藤忠雄 ¥ 2,940 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
建築を語る | |
| 非常に人気のある建築家だが、あまりにもひどい建築作品を多く見すぎて、この作家の真髄に疑問を抱いている。 たとえば兵庫県立美術館や京都陶板画美術館など、どれもこれも似たようなコンセプトで設計され、見物客のことを二の次、三の次にした不便な建物は、外観も内観もいやになるほど陳腐である。 たくさんの作品を設計しすぎたという言い逃れもできまい。ひとつひとつの建築を丁寧に設計してこその建築家なのだから。 20年前は良い仕事をしていたような気もするが、今日の安藤はただの人である。 もはや彼の神通力はなくなった。 というか、もともと他の建築家(たとえば隈研吾や原広司にくらべて、それほど突出してすぐれた作家ではなかったということが冷静になった現在、見えてきた。発刊から5年ですでに建築の古典とまで言われる『安藤忠雄 建築を語る』。 東京大学大学院での講義を編集したものですが、何が良いかと一言で言うと、安藤さんの建築に対する情熱がほとばしっている。 大学院での講義ということもあり、安藤さんが20代の時に何を考え、何を学んできたか、それが今どういった形で活きているかが語られています。 建築の世界を目指す... | ||
考現学入門 (ちくま文庫)今和次郎 ¥ 1,050 通常24時間以内に発送 ★★★★ |
考現学入門 (ちくま文庫) | |
| 自殺場所分布図の作成から女性の髪形の収集、多数のカケ茶碗の観察など、その興味の範囲は非常に多岐にわたり、その探究心たるや奇人・変人の域に達している。ありふれた日常に対する異常なまでの観察力、それをスケッチにより整理・記録する執念には感心させられる。少し先輩に当たるが、南方熊楠と同じオーラを感じてしまう。膨大な今和次郎の業績を、一冊の文庫本にバランスよく収めた好著。家屋、服装、「銀ブラ」、理論などを章ごとにまとめ、今和次郎の仕事を簡便に見渡すことが可能である。図版もしっかりと収載されており、関東大震災以降の日本の大衆の姿態、慣習を視覚的に把握することができる。師である柳田国男とは異なった感性から日本を見出そうとする彼の作業は何とも魅力にあふれているが、観察に熱心なあまり、それを駆使しての考察がさほど見られないのは残念である。だが今となってはその観察自体が稀少な資料となっていることはいうまでもない。 | ||
「建築学」の教科書安藤忠雄 木下直之 水津牧子 石山修武 佐々木睦朗 ¥ 2,400 通常24時間以内に発送 ★★★★ |
「建築学」の教科書 | |
| 高校生か学部1年生、あるいは一般の人むけに書かれた建築学入門。わかりやすくておもしろい。こまかい話とか、普通の教科書的な話ではなくて、ざっくりと、建築学にたいしてどう臨めばいいのか、なにを考えればいいのか、といったことに集中している。建築学の先生たちはみな、文章がうまい。イメージする力というか訓練をいっぱいしているせいなのかな。いろんな人がいろんなことを書いているので、建築になんらかの関心を抱きはじめた人ならば、自分の関心とぴったりマッチする文章を見つけられる可能性が高いと思う。なかでも、松山巌の文章が自分にとっては壷にはまった。自分が気持ちよいと感じる空間ってなんだ?というところから建築は始まるのだ。高校生とか、もっと若い頃にこういう本を読みたかったなあ。建築家をめざさない人だって、いつかは施主になったり、仕事場やら、なんらかの空間をデザインする役割にかかわったりすることってあるのだ。実は建築学って誰にも必須の一般教養だったのかも、と思わせてくれる一冊。建築のもつ広がりが全体を通じて感じられます。編集方針の問題ではく、いかに読者が読み取るかに本書のよさはあるのだと思います。オムニバ... | ||
旅行人157号インド最奥部グジャラート蔵前仁一 石井光太 吉田一郎 渡邉義孝 ¥ 1,050 通常24時間以内に発送 |
旅行人157号インド最奥部... | |
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